オーガニック化粧品のメリット・デメリット

オーガニック＝安心安全だと思っている人はどのくらいいらっしゃるでしょうか？
オーガニックが全て私たちにとって安心で何を使っても良いということは完全にはありません。
日本ではオーガニックについて詳しく定義されているわけではなく、オーガニック商品にもどこまでオーガニックなのかがわからないということが現状です。

消費者の私たちがしっかりと正しい知識を持ち、何を使うのか？何が自分に合っているのか？を見定める必要がありますね。たくさんの情報が錯綜する現代社会ですが、消費者として高いリテラシーを持っていきましょう！
＜オーガニックとは？＞

オーガニックは、有機と同じ意味です。
農薬や化学肥料に頼らず、太陽・水・土地・そこに生物など自然の恵みを生かした農林水産業や加工方法をさしています。国際的な規模ですと、IFOAM( 国際有機農業運動連盟) は、オーガニックの原則として「生態系」「健康」「公正」「配慮」の４項目を掲げています。
しかし、オーガニックが一般に受け入れられているヨーロッパとは違い、日本では具体的な定義がありません。

１％でもオーガニック的要素があれば、オーガニックと謳っているスキンケア商品も少なくないのです。

＜オーガニック化粧品のメリット＞

・根本から肌質を変える

オーガニック化粧品はケミカル化粧品とは違って肌を根本から変え、美肌作りに大きく貢献します。
近年、発酵食品のもつ”若さの秘密”が注目されていますが、食事だけでなく毎日のスキンケアにも発酵の力を取り入れることができるのです。発酵とは、微生物（菌や酵母）が食品の中で働き、有効成分や善玉菌を増やし、食品の状態や味、栄養価が良くなること。これが化粧品にも同じく、適用されます。つまり、菌や酵母が美容液の中で良い働きをし、何もしていない状態のものよりも質がレベルがアップするということです。

また、オーガニック化粧品には酵素が多く含まれているものが有ります。酵素は栄養成分を細かく分解し、肌への浸透吸収率をぐっと高めてくれます。酵素も　”酵素”そのものが私たちに良い影響をもたらしていると思われがちですが、”良い”とされる成分をさらに向上させてくれるのが酵素の働きです。

発酵、そして酵素がさらに美肌への近道を作ってくれているというわけですね(*^^*)✨

・スキンケアがシンプルになる

オーガニック化粧品はシンプルケアを提唱しています。というのも、手が肌に触れる機会は少ない方がいいというのが共通の理解としてあるからです。ケミカルな化粧品は一見、沢山の化粧水を重ね塗りして乾燥に良いかとも思われがちですが、塗れば良いというわけではありません。
肌が荒れるということに対して、たくさんのスキンケアを施しますがそれがかえって悪循環のもとになります。
美肌のために・・・と思う行動が実は一番の元凶であることも。

オーガニック化粧品は本当に肌に必要なものだけが抽出されてできたもの。
スキンケア自体もシンプルになることが最も大切です。

＜オーガニック化粧品のデメリット＞

・まがい物にはご用心

先ほどお伝えしたとおり、オーガニック化粧品には様々な種類のものがあります。そして残念ながら、日本ではオーガニックといえるだけのハードルが低く、何でもかんでもオーガニックといえる風潮があります。また、その中でも自分にあうもの、あわないものがあるのは当たり前。自分自身がどのような肌質であるのか、そしてどのような成分があっているのか、を使っていく中でセルフチェックしていく必要がありますね。
その際、
・原料はどこのものを使っているのか？
・自分のアレルギーをもつ成分が入っているのか？
・製造過程はどうなっているのか？
などに注目してみることをおすすめします。

・結果が出るのが少し遅い場合も

ケミカル化粧品を長い間、使っていた人に関しては自分の肌が生まれ変わるのに少し時間を要してしまう場合があります。若いうちは何もしなくても肌がすべすべ！という人も多いですが、長期的に見てそろそろエイジングケアを始めようかな。。と思っている人も多いハズ。気合いが入ってエイジングケアだ！と決意することももちろん大切ですが、肌を根本から変えるには時間がかかります。変わる過程でニキビができてしまったり、不調が相次ぐ場合も個人差はあれど０ではありません。潤肌をGETするためにも、少しの障壁はクリアしていきましょう！そのような時期にあらわれる肌の不調は、肌が変わろうとがんばっている証拠です。

百聞は一見にしかず。
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